Cadaques 2012
2012年 10月 28日
特別なオーラに溢れる場所
またしても、9月の半ばにカダケスに行ってきました。
バルセロナから車で2時間位。別荘を持っている人も多く、
毎週末に滞在する人や、逆にこちらをベースにして
用事のあるときに、バルセロナに通ってくる人も。
上は、ダリのカダケスっていうタイトルの絵で有名なスポット。
頭に水瓶をのせて歩く女性達が描かれてるやつ・・・というわけで、
そんな女性の形をしたプレートが設置されています。
入江が複雑なので、
ちょっと歩いただけでどんどん景色(シークェンス)
が変わって楽しい。
船の行き来が頻繁なのに、水もすごく透明で、
底がガラスになった遊覧船ツアーなどもあり。
いつも乗ってみたいなと思いつつ、
カダケスは、レストランやBarも魅力的なせいか
ふと気がつくと?二日酔いか食べ過ぎ状態で、なかなか船に乗るチャンスが・・・。
ガラは毎週末、船をだして入江巡りを楽しんでいたそうです。
8月は、世界中から観光客が集まってくるので、やや飽和状態ですが、
9月になると、まだ夏のキラキラした陽気が残っているわりに、
ぐっとのんびりムード。ただし、9月のはじめはお祭りがあって
毎晩、ライブやイベントでうるさいらしい。
毎年、この時期は3週間、普段はNY在住の美術作家ムンタダス氏が
バカンスで滞在すると伺っていたので、ちょっとお邪魔してきました。
国際派で洞察力のするどいムンタダスさんに、
現在のカタルーニャの変化について
貴重なご意見を伺ってみたかったのですが、カダケスの滞在先には
幼なじみのマドリード出身のもと外交官で弁護士の男性や、
NYとバルセロナの映像作家などもいらしたので、あんまり
独立機運についての会話はできませんでした。
まあ、ムンタダス氏の場合、直球で質問しても、
すごい変化球で答えてくれそうですが。
そのうち、作品のなかに昇華されたものが現れてくるような気がします。
カダケスでは、コデルク(バルセロナの著名建築家)の友達だったという
アメリカ人建築家、ピーター・ハーンデンさんの別荘だった家を借りるのが
最近の定番だそうです。古い住宅を60年代ぐらいに改築したものらしく、
どこか日本のモダン住宅のような佇まい。
寝室が6つ位あって、それぞれにバストイレ(寝室によってはシャワーとトイレ)
がついています。ムンタダスさんはハーンデンさんの遺族とも知り合いなので
特別価格で借りてるそうですが、年に一度&唯一の贅沢なんだとか。
右手のほうに、カダケスの高台にある灯台兼教会が借景になったテラスがあり、
そこで、みんなで魚介の夕食を食べました。
夕食後は、中心部にあるカフェ・マリティムまで歩いていって、
キューバのお酒、ロン(ラム酒)を入れたコーヒー、クレマットを
(ライターでボッと火をつけて、熱いうちにかき回す)を
皆で飲みつつ、波の音をバックに、ムンタダスさんの
最近の韓国や東京のエピソードなどをきいたり。
ムンタダスさんにとって、
カダケスの独特の空気や、地元の人たち、そこに集まる人たち
全部の集合体が素晴らしいそうで、リラックスしつつ(いろんな入江で泳いだり)
仕事もはかどるそうです。
いいなあ〜! 私は、東京生まれの都会派なので、地下鉄やデパートがない街には
暮らしたくないはずなのに、カダケスは一度住んでみたくなります。
たどりつくまでに、いろは坂みたいな厳しい坂があって、
アクセスがいいとはいえず、陸の孤島みたいなところなのにね。
とはいえ、フィゲラスまで行けば、TGVですでにパリ方面と繋がってますが。
古い漁村のカダケスには、こんなかわいい入り口のお宅がたくさん。
松の木があちこちに生えてるので、木の香りも漂ってきて素晴らしい。
入江や船はもちろん、幸せそうな観光客を見ながら、
ただ、ひたすら歩いているだけでリフレッシュできる特別な土地なので、
今のところは、日常生活の場というより、ここぞというときの
ハレの空間としてキープしておきたいかな。
カダケスのあちこちでは、カゴを持って歩いている人が多い。
別荘がなくても、アパートホテルなどもあるので、新鮮な食材で料理しつつ
のんびりするのが好きな人たちが多いようです。
東京の家族や大事な友達とも一緒に、
すでに数えきれないほど滞在したカダケス。
今年も、また短いながら
「かけがえのない時間」を過ごす事が出来ました。
余談:カダケスの新しいレストラン(El Bulliの若いスタッフが始めたばかりのCompartir)
を、ムンタダスご一行さまに教えたら、最終日にいらしたみたいで、
「採点:6.5」というメールが。
私たちは、スタッフもきびきびして
(ここでは珍しく)8ぐらいな満足度でしたけど、
欧米の大学でいう、及第した・・・という意味なんでしょうか??
学生には厳しそうな方です(笑)
またしても、9月の半ばにカダケスに行ってきました。
バルセロナから車で2時間位。別荘を持っている人も多く、
毎週末に滞在する人や、逆にこちらをベースにして
用事のあるときに、バルセロナに通ってくる人も。
上は、ダリのカダケスっていうタイトルの絵で有名なスポット。
頭に水瓶をのせて歩く女性達が描かれてるやつ・・・というわけで、
そんな女性の形をしたプレートが設置されています。
入江が複雑なので、
ちょっと歩いただけでどんどん景色(シークェンス)
が変わって楽しい。
船の行き来が頻繁なのに、水もすごく透明で、
底がガラスになった遊覧船ツアーなどもあり。
いつも乗ってみたいなと思いつつ、
カダケスは、レストランやBarも魅力的なせいか
ふと気がつくと?二日酔いか食べ過ぎ状態で、なかなか船に乗るチャンスが・・・。
ガラは毎週末、船をだして入江巡りを楽しんでいたそうです。
8月は、世界中から観光客が集まってくるので、やや飽和状態ですが、
9月になると、まだ夏のキラキラした陽気が残っているわりに、
ぐっとのんびりムード。ただし、9月のはじめはお祭りがあって
毎晩、ライブやイベントでうるさいらしい。
毎年、この時期は3週間、普段はNY在住の美術作家ムンタダス氏が
バカンスで滞在すると伺っていたので、ちょっとお邪魔してきました。
国際派で洞察力のするどいムンタダスさんに、
現在のカタルーニャの変化について
貴重なご意見を伺ってみたかったのですが、カダケスの滞在先には
幼なじみのマドリード出身のもと外交官で弁護士の男性や、
NYとバルセロナの映像作家などもいらしたので、あんまり
独立機運についての会話はできませんでした。
まあ、ムンタダス氏の場合、直球で質問しても、
すごい変化球で答えてくれそうですが。
そのうち、作品のなかに昇華されたものが現れてくるような気がします。
カダケスでは、コデルク(バルセロナの著名建築家)の友達だったという
アメリカ人建築家、ピーター・ハーンデンさんの別荘だった家を借りるのが
最近の定番だそうです。古い住宅を60年代ぐらいに改築したものらしく、
どこか日本のモダン住宅のような佇まい。
寝室が6つ位あって、それぞれにバストイレ(寝室によってはシャワーとトイレ)
がついています。ムンタダスさんはハーンデンさんの遺族とも知り合いなので
特別価格で借りてるそうですが、年に一度&唯一の贅沢なんだとか。
右手のほうに、カダケスの高台にある灯台兼教会が借景になったテラスがあり、
そこで、みんなで魚介の夕食を食べました。
夕食後は、中心部にあるカフェ・マリティムまで歩いていって、
キューバのお酒、ロン(ラム酒)を入れたコーヒー、クレマットを
(ライターでボッと火をつけて、熱いうちにかき回す)を
皆で飲みつつ、波の音をバックに、ムンタダスさんの
最近の韓国や東京のエピソードなどをきいたり。
ムンタダスさんにとって、
カダケスの独特の空気や、地元の人たち、そこに集まる人たち
全部の集合体が素晴らしいそうで、リラックスしつつ(いろんな入江で泳いだり)
仕事もはかどるそうです。
いいなあ〜! 私は、東京生まれの都会派なので、地下鉄やデパートがない街には
暮らしたくないはずなのに、カダケスは一度住んでみたくなります。
たどりつくまでに、いろは坂みたいな厳しい坂があって、
アクセスがいいとはいえず、陸の孤島みたいなところなのにね。
とはいえ、フィゲラスまで行けば、TGVですでにパリ方面と繋がってますが。
古い漁村のカダケスには、こんなかわいい入り口のお宅がたくさん。
松の木があちこちに生えてるので、木の香りも漂ってきて素晴らしい。
入江や船はもちろん、幸せそうな観光客を見ながら、
ただ、ひたすら歩いているだけでリフレッシュできる特別な土地なので、
今のところは、日常生活の場というより、ここぞというときの
ハレの空間としてキープしておきたいかな。
カダケスのあちこちでは、カゴを持って歩いている人が多い。
別荘がなくても、アパートホテルなどもあるので、新鮮な食材で料理しつつ
のんびりするのが好きな人たちが多いようです。
東京の家族や大事な友達とも一緒に、
すでに数えきれないほど滞在したカダケス。
今年も、また短いながら
「かけがえのない時間」を過ごす事が出来ました。
余談:カダケスの新しいレストラン(El Bulliの若いスタッフが始めたばかりのCompartir)
を、ムンタダスご一行さまに教えたら、最終日にいらしたみたいで、
「採点:6.5」というメールが。
私たちは、スタッフもきびきびして
(ここでは珍しく)8ぐらいな満足度でしたけど、
欧米の大学でいう、及第した・・・という意味なんでしょうか??
学生には厳しそうな方です(笑)
by nas-asa
| 2012-10-28 21:17
| カタルーニヤ