SOROLLA

ホアキン・ソローリャ(1863 – 1923)


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残暑お見舞い申し上げます。

昨年と比べると、今年の夏は8月に入ってからずっと涼しくて、
冷夏?というかんじです。
暑いのもつらいのに、8月なのに夏らしくないのも
ちょっと寂しかったり・・・(ないものねだりですね)

少しでも、夏の素晴らしさを感じに、ラカイシャ・フォーラムの
スペイン出身の印象派画家、
ソローリャの「 El Color del Mar(海の色)」 展へ。







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ラカイシャ・フォーラムの入り口。
古いテキスタイル工場(モデルニスム)をリノベーションしたものです。

つい最近から有料になってしまいましたが、
それでも、ラカイシャ銀行のカードがあれば
無料で、とても秀逸な展覧会
(市民の多彩な好みにマッチするように、だいたい3種類同時)
を開催してくださり、本当にお世話になってます。
ミロ、ピカソ美術館をのぞいたら、こことCCCBが一番好きです。

メデイアテーク(美術、映像系の図書館)もコアな書籍やDVDが揃っていて、
カタランボールトの屋上からは、
ミースのバルセロナパビリオンとモンジュイクの眺めも素晴らしい。


ソローリャは画家の中の画家とよばれ、とにかくテクニックが秀逸で、

「他のプロの画家たちも素直に堪能できた・・・」

と、キューレーターの女性が、
紹介映像でお話されていましたが、本当にすごい!

スペインの画家で、こんなに透明感がある人って珍しいのでは?

どうしても、ダークな色彩、あるいは、やたらに原色でカラフルという
イメージ(偏見)があります。

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モネやセザンヌとほぼ同時代なので、似ているところもたくさんあるけれど、
海や海水を描かせたら、たぶん誰よりも秀でていたのでは?

油絵なのに、海水の透明感がすごくて、水の音や子供たちの歓声が
きこえてきそうでした。

毎日、家の壁に架けて眺めたい絵が芸術的に優れた作品とは限りませんが、
(だいたいはその逆なほうが多い?)久々に、私が大金持ちなら、
家に飾って、毎日眺めたいなあと思う作品多数でした。
ジュリ・ゴンサレスの彫刻も欲しい(妄想)


女性を描いた作品もきれいで、海辺といっても、地中海の明るい海辺、
バスクのサンセバスティアンの緑と海と、ちょっとどよんとした空、
ベニスの運河など、色々な水辺を描いています。


最近は、厳しいニュースばかりで、目をそらしたい現実のほうが多いので、
こういう心が洗われる作品を観るのも、たまには必要だなあと思いました。

絵画は自己開発セミナーのようなものじゃないので、
「元気が出るオンリー」なものは
逆に嘘っぽいかんじがするけれど、ソローリャは良かったです。

9月14日までやっているので、もう一度行こうかな。



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夕方から展覧会に行ったので、近所のスペイン広場を通りがかったら、
噴水ショーが始まる寸前でした。1929年の万博から始まった伝統的なもの。
特に夏は、水しぶきが涼しげでいいですね。


上は、向かいのビルの展望台からの眺め。

1929年の万博会場だったエリアは、入り口の塔の修復が終わって
なんだかスッキリしていました。ジュジョールのモニュメントの上にも
松明のような炎がゆらいでます。


万博の当時は、まだ馬車やクラッシックな車が走っていたのかな?と、
想像の翼をひろげてます・・・(NHKの朝ドラ、「花子とアン」風に)



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夜9時から、噴水ショーがスタート。

左手奥の白っぽい部分は全部噴水で、音楽にあわせて
色がかわったり、強弱の他、粉末になったり、かたちもどんどん変化して
なかなか!コンピューター制御されてます。


とはいえ、遠くからだと音楽がきこえないので、雰囲気のみ。

展望台にあるレストランは、どこも観光客で満席でした。

1つ下の階にいくとガラガラだったので、ビールを飲んで帰宅。
安上がりな、夕方からの気分転換でした。
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by nas-asa | 2014-08-21 17:45 | 芸術 | Trackback | Comments(0)

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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