Biblioteca Fort Pienc 1
2008年 03月 21日
最近の習慣
よく行く公立図書館 Fort Pienc からの眺め。
歩いて15分ぐらいなので、散歩にちょうどいい距離です。
いい図書館をたくさん手がけているジュゼップ・リナスのプロジェクト、
Manzana Fort Piencの一部。
上にスペインの建築誌「El Croquis」リナス氏特集のリンクを貼りました。
その中の"Manzana Fort Pienc"をクリックすると、裏側の様子がわかります。
マンサーナはブロックという意味で、
図書館だけじゃなく、1つの区画全体をつくり直す、
かなり大きな公共プロジェクトです。
市場、スーパー、図書館、文化センター、老人ホーム、
それから大学生向けの寮などで構成されています。
上の写真の、白い建物の左側部分が日本でいう
特養のような公共老人ホーム。とてもモダン。
市場やスーパーが目の前です。
公共プロジェクトに、EMBTをはじめ、
才能ある先端アトリエ系事務所がどんどん起用されるのは、
バルセロナのいいところですね。
ものすごいカッコイイ市場や図書館が増加中。
設計したジュゼップ・リナス氏は、ガウディの弟子(右腕)で
最近の建築家に実は(ある意味)ガウディより人気がある
ジュジョールの研究者としても知られているようです。
ジュジョールについての著書あり。
私はジュジョールが大好きなので、それだけでも
リナス氏いいなあと思ってしまいます。
ブルジョワでなく「庶民の味方」で、
かつ、建物がそのまま風景になるような
多彩な作品を創造したジュジョール。
リナス氏のこの新しいプロジェクトにも、
それを継承していこうとする強い心意気が感じられます。
ちなみに、敷地はかなり庶民的なエリア。
WIFI完備で、全館インターネットに無料で接続可能。
(バルセロナの公共図書館はどこも、登録も何もしなくても
インターネットに接続できるので、旅行者の方にも穴場かも)
これからの季節、テラスで本を読んだり、
ネットサーフィンするのも気持ちがよさそうです。
(長くなったので、図書館の中身はまた次回)
人気ブログランキングへ(クリック!)
Gracias★
by nas-asa
| 2008-03-21 06:57
| 建築・デザイン