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ELLE a table


エル・ア・ターブル

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JULY 2008 No38
アシェット婦人画報社


この中の「気になる食のキーワード、フードデザイン最前線」
という特集で、日本でも根強いファンが多いマルチ・クリエイター、
マルティ・ギシェさんと「フードデザイン」について執筆しました。




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マルティ・ギシェ氏は味覚うんぬんだけでなく、
食習慣そのものについての我々の意識に変化を与える
斬新な発想と、遊び心に溢れた人です。

ちょうどミラノサローネで忙しい時期でしたが、
マルティ氏のパートナー、ドイツ人写真家のインガさんが
的確な資料を送ってくださいました。

その他同特集では、イギリス、オランダ、イタリア、日本の
フードデザイナーの記事が掲載されています★



この号のメイン特集は「夏のカレー」。
かねがね日本人は全般的に、寿司よりラーメンとカレーが
好きな人が多いんでは?と思ってるんですけれど、どうでしょうか?
掲載されている料理のプロが勧める、おいしいカレーが食べられる店などを
読んでいると、ほんとに日本には色んなカレーが存在するなあと感心。
大田区界隈だと、蒲田や池上にある「インディアン・カレー」
が最近の私たちのお気に入り(かなりローカルな展開。笑)
スパイシーな支那そばとセットで食べられるのが日本的なのと、
池上店は(ものすごく小さい)おじさんの笑顔がいいかんじ。
(スペイン語のシンパティコという単語がピッタリ)

こちらだと、インド人のお店の本格インドカレーか、
中国人の和食レストランの給食風カレー、
あとは自分でつくる、という3つの選択肢しかないので、
けっこうカレーをつくるのがうまくなってるような。

日本のインスタントのカレールーも3倍ぐらいに高いので、
必然的にタイカレーペースト、インドカレーのパウダー、
場合によってはリンゴ、ニンニクなども入れたりと工夫します。
こないだは、酸味がたりないと思ってシェリービネガーを
入れてみたら、ぐっと美味しくなりました。


ところで、エル・ア・ターブルの巻末には、
毎号最後に切り取れるレシピーカードがたくさんついていて
(なんとなく懐かしい)
欧州のレシピーの翻訳ものもが半分ぐらいあり、
こちらの食材だけでつくれそうなものが多くて、
とって助かりそうです。
by nas-asa | 2008-06-16 17:54 | 執筆記事/コーディネート

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


by nas-asa