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Misión Hariko



久々に、心から充実した1日でした!


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3月17日(火)夜7時。
村上春樹さんの講演会に行きました。
バルセロナだけでなくスペイン初です。

会場は、大規模な修復工事が終わりつつある
レセップス広場の公立図書館 Biblioteca Jaume Fuster

(ジャウマ・フステールという
バレンシア出身の作家にちなんだ名前です)

同講演会は、村上さんのスペイン語版を発行している出版社
トゥスケッツの40周年記念イベントの一環です。





この記事のタイトルを「ミッション・ハリコ」
にしたのは、16日のEL PAIS紙デジタル版で、
村上さんのポートレート写真のキャプションが、
Haruki じゃなくてHariko Murakami
になっていて、なんとなくおかしかったから。

ハルヒコでもハルコでもなくてハリコ! 
ジェリコーと張り子が混ざったような?

でも、ナマ春樹さん(生春巻きじゃないって怒られそう?)
を目撃できるのは、日本でも非常に難しいでしょうし、
実際、一生忘れられない貴重な時間をすごせました。








上の写真は、会場の様子。

真ん中の席に村上さんが、左に映画監督のイサベル・クシェットさん、
(日本ではコイシェで定着してしまいましたが、こちらではクシェットが普通)
右に文芸評論家の男性が座りました。

講演会の最中は、写真や動画の撮影は一切禁止だったので、
内部の写真はこれだけ。

うしろのスクリーンには、
村上さんの小説が原作の映画「トニー滝谷」の映像が
講演の前後に流れていました。

同講演会は、入場無料で200人限定だったので、
当日はいてもたってもいられず、
お弁当にお菓子、本数冊、ノートなどを鞄につめて
お昼すぎに図書館に到着。館内のbarでスタンバイしてました。
(6時に整理券を配るっていうのに、私にしては珍しく気合いが・・・)

しばらくしてNasple、さらにその後に友人のビビビがやってきたので、
交替で休みにいったり、空を見てぼんやりしたり。
天気がよくてほとんどピクニック気分でした。

早くから並んでいた地元のファンたちとも
(意外に年齢層は高め)いろいろ情報交換したし、図書館の司書の人たちや
barのオーナーと話せて、待ってる間もなかなか面白かったです。

朝10時に自分と10代の息子のために張り切ってやってきたという
40代ぐらいのセニョーラは、午後には図書館のガードマンと
かなり親しくなってました(笑)


しかし、最終的には、こんなかんじの大行列に!
入れなかった人も多かったのでは。



Misión Hariko_a0059032_474743.jpg




講演会の内容については、また後ほど紹介します。
(やっぱり、今日は疲れ気味)


17日は、建築家の伊東豊雄さんもバルセロナにみえていて、
カサアシアで展覧会のオープニングがあったり、
18日はガウディのカサミラの向かいに伊東さんデザインのホテルが開業。
テレビや新聞をたくさん賑あわせていました。


なんだか、バルセロナで日本文化が百花繚乱の春です。
by nas-asa | 2009-03-19 04:27 | 本/雑誌

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


by nas-asa