人気ブログランキング | 話題のタグを見る

KAPPA

大阪出身のカッパ


KAPPA_a0059032_12303199.jpg



東京滞在中は、ふだん日本語の本に飢えているせいか、
なんでもかんでも雑誌や本が欲しくなってしまいます。

固い本もいくつか買ってるんですが、ついカッパに感情移入して?
購入してしまったのが上の本。
タイトル「カッパでもどうにかやっている」
帯には「東京、カッパ、ひとり暮らし」

アランジアロンゾ
という、大阪在住の姉妹がつくっている面白いシリーズの1つ。






上のカッパくんの東京暮らしも、一見子供向けのようで
実は深〜い内容。

表紙はお茶の水(飯田橋?)でポーズをとるカッパくん。

他にも多摩川を散歩したり、もんじゃやきを食べたり。
(やっぱりお好み焼きのほうがうまいという結論)

海外も含め、時々旅に出るけれど、やっぱり日本海や温泉が似合う。
(香港は妖怪もいそうでなかなか暮らしやすそう)

で、カッパのこれからの夢は、

世界中に馴染みのサ店(喫茶店)をつくる

北欧とギリシャとニューヨークと南米と
ニュージーランドと雲南省へいく。

カッパくん若々しいねとみんから言われる。

などなど。

さらに、

昼寝と散歩ははずせない、なまけ癖とはちがうよ、趣味だよ!

と主張する。


カッパくんは小説や詩も書いていて、
そのモットーは:

世界をほめる言葉
オレの魂が叫ぶ言葉
君に届けたい言葉

「OKだよ」



なさけないのに、それなりの大志もあり、
なんといっても愛らしいカッパくん。

笑いながら、いつのまにか励まされてしまう本です。



あんなカッパでもがんばってるんだしね。



ちなみに、このカッパやアランジの作品はすでに国際的で、
バルセロナの現代美術館のミュージアムショップでも
みかけたことがあります。


私も雲南省や南米いって、なじみのサ店つくりたいなあ。
by nas-asa | 2010-12-22 12:44 | 生活

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


by nas-asa