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Elephant Boy

インドと象の世界。

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ここのところ寒いので、少し家に引きこもりがちです。
テレビは、ほとんどニュースしかみないので、
ヒマなときは、ひたすら映画を観てるような。

で、近所のDVDレンタルで、Mr. Beanが007風のMI7のスパイになる
すごくアホ映画、「ジョニー・イングリッシュ気休めの報酬」
を借りようとしたら、古い作品は2本で1本のお値段ということで、
この1937年の英国映画をも一緒に鑑賞。

「ジョニー・・・」のほうもそこそこ面白い(007なみにお金かかってます)
のですが、はっきりいって、こちらのThe Elephant Boyのほうがヒットでした!

時々思い出したり、好きなシーンを見直したり、
今後の人生の宝物になりそうな作品です。




前からビデオレンタルショップで、カバーをみて気になっていましたが、
1930年代にどうやってあんなに近づけたの?というぐらい、
動物のアップがすごいし、
100匹ぐらいの野生の象のシーン、象使いの少年と象の交流もリアルで
唸ってしまいました。特殊効果なんてない時代に、あの映像は奇跡!

幅広い年代におすすめ。
(youtubeで観られると思います)

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主役だったSABUというインド系イギリス人の子役俳優は、
この後も映画で大活躍。
英国の年配の人なら、誰でも知ってる存在なのかも。

監督とプロデューサーは、ハンガリー人のKorda兄弟。

同作品のあとも、ジャングルブックとか野生のシリーズを残しているので
自然と野生動物が大好きだったのか、
まだカメラの性能も悪いはずの時代にこの躍動感は信じられません。

もっとずっと後の世代ですが、日本だと羽仁進監督の描く
動物や子供の世界がいいですね。


犬や猫のようにペットにはできないけれど、
子供のころからなぜか象が好きです。
たぶん、フランスの絵本(後からアニメ)BABARの影響などがあるのかも。




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突然、大昔の日本のフォークソングに「インドの街を象に乗って」
という曲があったことを思い出しました。

子供のころは、なんて唐突な歌詞なんだ!と思いましたが、
そういうのも、意外と深層心理にじわじわきてたりするんですよね。

らくだや馬より、なぜか象にのってみたい。

インドにいったとき、いろんな象とは遭遇して
神格化された象がいる寺院でおそるおそる触りましたが、
まだ乗ったことがないです。


ジャイブールで象にのった友人たちは、
「ただでさえ高い位置に乗るのに、さらに急な坂をのぼって
高所恐怖症だときついかも・・・」といってたので、
できれば、坂道じゃなく、平地でのってみたい!
(勝手な願望ですね)




しかし、英国とインドの関係は植民地政策上、
ひどいこともたくさんあったはずですが、
なんとも不思議な融合があり、
素晴らしい物語もたくさん生み出してきたようです。
by nas-asa | 2014-01-22 19:40 | 映画・音楽

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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