Lake Nojiri
2015年 09月 28日
久々の野尻湖
すっかり秋になりました。
2015年の夏は、忘れていた湿度の高い(高すぎる)
東京の夏をじわ〜っと堪能しました。
熱帯夜っていうのも、やっぱり体力消耗しますね。
でも、8月の末は、お世話になっているH夫妻の車で、
懐かしの野尻湖と長野や黒姫に数日いってきました。
すごく良い気分転換に!!
上は、中学から大学卒業まで毎夏のようにいっていた
東京YMCAの野尻キャンプ。野尻学荘ともいいます。
人間は変わっても、自然はまったく同じですね。
でも、たくさん思い出がある場所にいくと、
忘れていた学生時代の記憶が一気に蘇ってきました。
自営業で、30年ぐらい毎夏社会人ボランティアとして、
同キャンプ場に滞在している方とか、早期リタイヤして、
すぐ近所に家と土地を買われて住んでいる方とか、
野尻湖には、ずっと滞在したくなる
不思議な魅力があります。
(冬の積雪はハンバないのが大変ですが)
野尻湖は、大正時代に
カナダの宣教師を中心に開拓され
(といっても地元の人たちもすでにいたわけですが)
欧米人の古くからの別荘も多く、
勝手に私のなかでは、
キリスト教的な環境の洋風な避暑地という
イメージがありましたが、地元の人たちはというと、
ものすごく神道で、伝統的な信州の人たち。
古くからの農家も多いし、
よそものとは異文化なのは当然かも。
もともと、ナウマン象はともかくとして、
信州は深い歴史のある土地です。
50代で移住されてカフェとジャムのお店をやっている
ぼうしやさん(もともと帽子のデザイナー)
のオーナーの女性、なんと88才!が、
コーヒーをいれながら
色々地元のお話をしてくださいました。
たったまま、軽く1時間ぐらいお話してくださり、
そのパワーに圧倒されました。
野尻湖に浮かぶ弁天島の神主さんによると、
神道では、亡くなった方々は天国にいくのではなく、
杉の切り株に透明になって座って、
現世の人たちを見守っているとか。
初めて聞く説です
(上記のぼうしやさんから聞きました)
それ以来、湖畔や森に切り株があると
じっとみてしまいました。
NYで911を体験して、その後、日本に戻り、
ここ最近は妙高在住で、
基本的にスキー三昧という
早期退職したKさんにも会いました。
彼は、私たちにも
「東京よりこちらのほうが空気がいいし、
信州のほうがいいよ〜。なんで東京にいるの?」
と仰っていて、興味深かったです。
どちらがいいとか、
ちょっと簡単には比べられないですよね。
色んな生き方、人生があります。
都会も自然の中も、
それぞれ、いいとこどり!!と怒られても、
ちょっとづつ堪能する暮らしもあるし。
そういえば、野尻キャンプの食堂というか、
多目的な活動をする
メインホールは、世田谷美術館でもおなじみの
内井昭蔵さんの設計。
対岸にある高級ホテル、
EL BOSCO(旧プリンスホテル)は、
清家清さん、帰りに寄った長野の善光寺のそばにある
信濃美術館別館「東山魁夷館」は、
谷口吉生さん....と、
日本の20世紀末のすぐれた建築プロジェクトにも
ちょっとだけ触れられた旅でした。
黒姫童話館も良かったです。
ちょうど、ミヒャエル・エンデの命日にお昼をたべて
エンデのコーナーや、
「リサとガスパール」の特別展を
ゆっくり見学しました。
まだ時期が早かったですが、
広大な谷に広がるコスモス畑もきれいだった。
もちろん、美味しいもの(お蕎麦天国♪)も
色々と堪能しました。
昔は、夜行列車とか、
バスですごい峠を超え、ほぼ1日かけて
行った記憶がある野尻湖も、
新幹線や高速でまっすぐいけるようになり、
ものすごく便利になりました。
高速料金が高いから、そんなにしょっちゅうは
行けないのが残念ですが、野尻湖方面は、これからも
隙をみては戻りたいです。
フィンランドのような、森と湖があって、
さらに、美しい〜山並みと美味しい食文化。
自慢したいような、秘密にしておきたいような....。
下は、野尻湖を題材にした、東山魁夷の作品。
タピストリー(結構巨大)の下絵です。
紅葉のころもいいかも!
(気がついてみたら
夏休みの時期か、逆にスキーシーズン
しかいったことがないです)
すっかり秋になりました。
2015年の夏は、忘れていた湿度の高い(高すぎる)
東京の夏をじわ〜っと堪能しました。
熱帯夜っていうのも、やっぱり体力消耗しますね。
でも、8月の末は、お世話になっているH夫妻の車で、
懐かしの野尻湖と長野や黒姫に数日いってきました。
すごく良い気分転換に!!
上は、中学から大学卒業まで毎夏のようにいっていた
東京YMCAの野尻キャンプ。野尻学荘ともいいます。
人間は変わっても、自然はまったく同じですね。
でも、たくさん思い出がある場所にいくと、
忘れていた学生時代の記憶が一気に蘇ってきました。
自営業で、30年ぐらい毎夏社会人ボランティアとして、
同キャンプ場に滞在している方とか、早期リタイヤして、
すぐ近所に家と土地を買われて住んでいる方とか、
野尻湖には、ずっと滞在したくなる
不思議な魅力があります。
(冬の積雪はハンバないのが大変ですが)
野尻湖は、大正時代に
カナダの宣教師を中心に開拓され
(といっても地元の人たちもすでにいたわけですが)
欧米人の古くからの別荘も多く、
勝手に私のなかでは、
キリスト教的な環境の洋風な避暑地という
イメージがありましたが、地元の人たちはというと、
ものすごく神道で、伝統的な信州の人たち。
古くからの農家も多いし、
よそものとは異文化なのは当然かも。
もともと、ナウマン象はともかくとして、
信州は深い歴史のある土地です。
50代で移住されてカフェとジャムのお店をやっている
ぼうしやさん(もともと帽子のデザイナー)
のオーナーの女性、なんと88才!が、
コーヒーをいれながら
色々地元のお話をしてくださいました。
たったまま、軽く1時間ぐらいお話してくださり、
そのパワーに圧倒されました。
野尻湖に浮かぶ弁天島の神主さんによると、
神道では、亡くなった方々は天国にいくのではなく、
杉の切り株に透明になって座って、
現世の人たちを見守っているとか。
初めて聞く説です
(上記のぼうしやさんから聞きました)
それ以来、湖畔や森に切り株があると
じっとみてしまいました。
NYで911を体験して、その後、日本に戻り、
ここ最近は妙高在住で、
基本的にスキー三昧という
早期退職したKさんにも会いました。
彼は、私たちにも
「東京よりこちらのほうが空気がいいし、
信州のほうがいいよ〜。なんで東京にいるの?」
と仰っていて、興味深かったです。
どちらがいいとか、
ちょっと簡単には比べられないですよね。
色んな生き方、人生があります。
都会も自然の中も、
それぞれ、いいとこどり!!と怒られても、
ちょっとづつ堪能する暮らしもあるし。
そういえば、野尻キャンプの食堂というか、
多目的な活動をする
メインホールは、世田谷美術館でもおなじみの
内井昭蔵さんの設計。
対岸にある高級ホテル、
EL BOSCO(旧プリンスホテル)は、
清家清さん、帰りに寄った長野の善光寺のそばにある
信濃美術館別館「東山魁夷館」は、
谷口吉生さん....と、
日本の20世紀末のすぐれた建築プロジェクトにも
ちょっとだけ触れられた旅でした。
黒姫童話館も良かったです。
ちょうど、ミヒャエル・エンデの命日にお昼をたべて
エンデのコーナーや、
「リサとガスパール」の特別展を
ゆっくり見学しました。
まだ時期が早かったですが、
広大な谷に広がるコスモス畑もきれいだった。
もちろん、美味しいもの(お蕎麦天国♪)も
色々と堪能しました。
昔は、夜行列車とか、
バスですごい峠を超え、ほぼ1日かけて
行った記憶がある野尻湖も、
新幹線や高速でまっすぐいけるようになり、
ものすごく便利になりました。
高速料金が高いから、そんなにしょっちゅうは
行けないのが残念ですが、野尻湖方面は、これからも
隙をみては戻りたいです。
フィンランドのような、森と湖があって、
さらに、美しい〜山並みと美味しい食文化。
自慢したいような、秘密にしておきたいような....。
下は、野尻湖を題材にした、東山魁夷の作品。
タピストリー(結構巨大)の下絵です。
紅葉のころもいいかも!
(気がついてみたら
夏休みの時期か、逆にスキーシーズン
しかいったことがないです)
by nas-asa
| 2015-09-28 18:47
| 旅