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MASHIKO

6月1日、水曜日。

設計事務所
FEDL
を主宰する伊原さんご夫妻と、北関東某所の
すてきなお宅(彼らのプロジェクト)を見学。
その帰りに、益子まで足を伸ばしました。

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益子といえば陶芸、陶芸といえば濱田庄司。
ということで、
上は、濱田さんゆかりの「参考館」の佇まい。

大谷石をつかった建物、茅葺き屋根の農家などが
点在して、小さな集落のようになっていました。







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さすが益子。サインも陶器でできてます。

濱田庄司は、英国の陶芸家バーナード・リーチとも
交流があったからか、
レンタカーで観光旅行している
イギリスの若い陶芸ファンっぽい方々とも遭遇
(しぶいです)


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茅葺き屋根の農家の内部が、どことなく
イギリスのもっと言えば、
シェークスピアの故郷
ストラットフォード・アポン・エイボン
を思い出させる空間になっていました。


(↑長期滞在の西洋人もはまる空間!?)



陶芸は、ほとんどやったことがないのですが、
オリジナルの大皿制作が夢になりました。

溝口健二監督の「雨月物語」じゃないけれど、
陶芸って、人類のはじまってまもないころからの
長い歴史があり、
農業や狩りと同様に、
どこか本能と通じているような、
深い文化だなあと思います。
骨董系にあまりはまると怖いけれど。


参考館のあと、その昔、
トキオ・クマガイで活躍していたおしゃれな
オーナーが運営する洗練された
「Starnet」という
ギャラリー、カフェ、ショップに
長居して、黒い植木鉢を購入。

友人夫妻はディナープレート(クリーム色)
を大人買いしていました。
一輪挿しとか欲しかったなあ。
(1万円以上なので我慢しました)

こちらもまた、イギリス、ケンブリッジにある
「ケトルスヤード」
という大好きなギャラリーと
通じる静謐な空間でした。


イギリスを思い出してはいますが、
益子の里山と稲田が「これぞ日本の原風景!」
なので、日本人としては無性に懐かしく、
また、新緑が目に優しかった!



北関東もいいところが、
まだまだたくさんありそうです。
by nas-asa | 2016-06-12 18:02

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


by nas-asa