The Academy of the Muses
2017年 02月 24日
ミューズ・アカデミー
彼のファンの方々は、とてもシネフイル(映画通)な方々が多いのですが、 この会場に来ていた人たちだけかもしれませんが、とってもおとなしくて 質疑応答や監督と一緒の記念撮影などでも、誰も監督にぐいぐい話しかけたりしないし、 きつい質問もしないし、欧州の映画を勉強している学生たちの厳しいかんじを思い出して けっこう興味深かったです。言葉の問題もあるのかな。
監督本人も、関係者や私たちが日本でとても評判がいいよといくらいっても、 リアルな反応が静かなせいか、やや不安みたいでした。
とはいえ、日本では配給会社の方々がとてもよくしてくださって、 良寛、鴨長明、松尾芭蕉、小津などにまつわる渋い(渋すぎるくらい) 場所にも案内してもらったり、いたれりつくせりで感謝感激らしいです。
彼の日本文学の情報は、日本語が読めないのでスペイン人が書いたものや フランス語に翻訳されたものからなので、ちょっと??な部分もあり、 松尾芭蕉の芭蕉はバナナ!と固く信じているので、バナナ類でも雰囲気違うのに とか、色々と疑問は残ります、異文化理解って難しいですね。
話は戻って、かんじんのミューズ・アカデミーは、 バルセロナで開講されていたイタリア人のピント教授と主に女性(社会人が大半) たちとの関係(愛人らしき人も数人)と、文芸評論家の奥さんの関係などが どこまでリアルなのか、フィクションかわからないドキュメンタリー作品として 映像化されています。いやあ、奥さんのインパクトすごい!
東京の他、今後、札幌、京都など日本各地で公開予定。
今、TBSで久々の大人向けドラマとして評判の 「カルテット」(松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生が主演) が好きな方にもおすすめか〜もしれません。
1月某日。
恵比寿の東京都写真美術館ホールにて、鑑賞。
ゲリン監督は、Naspleの幼なじみ。色々とお世話になっています。
昨秋、2年ぶりに来日されたので、久々に同美術館のレクチャーで再会。
by nas-asa
| 2017-02-24 10:29
| 映画・音楽