EL PAIS / EP[S]CASA



全国紙 EL PAISの付録/インテリア特集

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先週、スペインの新聞雑誌事情について記事を書きました。といっても、どんな新聞があるとか、キオスコ(キオスクのスペイン語)のこととかさらっと。で、かねがねここの新聞の日曜版は立派だなあと思っていたのでちょっとご紹介。欧米の日曜版新聞は色々付録特集がついてきますけれど、こちらは日本でいうとアエラのようなカラー雑誌が毎週ついてきます。
しかもタダなのに、毎週120ページ以上。特にEL PAIS紙は、食、文化、ファッション、インテリアなどの記事のバランスもいいです。これは、年に2度ぐらいある住宅特集の表紙。マドリッドのお宅です。





うちと窓の感じはそっくり。でも、支柱やちょっとしたところがきれいで、居心地がよさそうなお宅です。どちらかというと女性的なインテリア。でも、クッションや毛布等のファブリックに気が配られていて、うちの情けない実利一辺倒のとは大違い。ちょっとステキなのは意外と高いんですよね。
個人的にも「お宅拝見」は好きとはいえ、住宅の取材と撮影は大変です。クリエイターのお宅拝見で、何軒ぐらいいったことあるかなあ? ロンドンも変わったお宅にたくさん遭遇しました。
住宅はその人のライフスタイルがモロに見えてしまうので、おもしろくて怖いですね。

こちらの住宅は、ブラインドが窓の中に仕込まれていたり、木の鎧戸があったりするせいかカーテンをつけている人が少ないような気がします。もちろん、外から見えやすい位置の人は目隠しに白い透明なものをつけてます。
意外と開口部って、室内のポイントになるので、日本のお宅はとてもステキな新築(有名建築家設計)でもカーテンがなあ...というお宅が多いような気がしますが気のせいでしょうか? 

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まだ当地の一般的な住宅や集合住宅の広さは、100平方メートルぐらいが平均。でも、都心部は家賃も購入価格も高騰しているので、これからは50、60平方メートルぐらいのピソ(集合住宅)が普通になりそうなので、収納のアイディア等参考になる記事がたくさんです。
といっても、この特集のいいところは実用的な情報ばかりでなく、読者を啓蒙するような名作住宅の室内グラビア(今回は、あまり知られてないFL.ライトの住宅)や名作家具紹介にかなりのページを割いているところ。もちろん、色んな現代のお宅や住宅作品の記事もあります。
中でも目を引いたのは、有名家具メーカーVitra 社長ロルフ ・フェ-ルバウム氏のインタビュー記事。椅子のSabio(賢人)というタイトルです。
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でも、この写真の彼は.......なかなかお茶目。左下のあたまを突っ込んでいる写真、なかなかコミカルないい味だしてます。VItraにいって、ジャスパー・モリソンはもちろん、イームズ、パントンチェアー等を適正価格で買える身分になりたい。でも、家中全部名作デザイン家具にするつもりはないので、今から少しヅツ選んでます。(希望的観測)
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ところで、住宅といえば、ほぼ日刊イトイ新聞の糸井さんと青木淳さんの対談コーナーをここのところそれこそ、ほぼ毎日読んでます。
青木さんの「日常空間なのに、ふわっとする空間をつくれる建築家が良い」という表現が面白かったです。言葉以外の部分がメインになる仕事をしている人で、言葉でちゃんとコミュニケートできる人(例えば、アーテイスト、建築家、音楽家)って、すごく尊敬してしまいます。きっと色んな人との共同作業をちゃんとこなしてきたんだなという、オトナの要素を感じるからでしょうか。対談は「建築っておもしろそう」というコーナーです。
http://www.1101.com/architecture/index.html
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by nas-asa | 2006-06-08 16:47 | 建築・デザイン | Trackback | Comments(0)

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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