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IKEA


ミニサボテン・セット
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1年ぶりにIKEAに行きました。バルセロナには2軒あって両方とも町外れにあります。大型店なので、町外れにあるのも世界共通ですね。私が行ったのは、Gran viaという通りに面した、空港にいく途中にあるほうで、周辺は、もしかしてここは北京?というぐらい激しい工事現場になっています。伊東豊雄さんのフェリア(見本市)の現場の近所。お店で待ち合わせていたので、行きはタクシーでいったため、運転手さんとジダンの話になりました。



60代ぐらいのかなり保守的な雰囲気の運転手さんは、「ジダンは本当のフランス人じゃないし、しかも今もフランスに住んでないわけだから、フランス代表のキャプテンなんてするべきではなかった...」という意見。でも、私はジダンは2世なので、フランス人だと思うと答えました。それまでも、モロッコ領事館を通ったときに、彼が「今、モロッコ領事館の前を通ったけど、ほんとにあいつらはひどい」といってたので、北アフリカ系の人に偏見があるようでした。だから、ジダンが一見洗練されていても、実は暴力的なのもしょうがないというような雰囲気。こういう風に考える人が、欧州に少なからずいると思うとやっぱり残念です。せっかくジダンはフランス(現在は多民族国家です)のいろいろな背景を持つ若者たちの希望の星なので、早く自分の口からきちんと説明してもらいたいですね。本人も後悔してるだろうし。こちらの一般的な意見としては、どんなひどいことを言われてもあと10分我慢して、別の場所でしっかりおとしまえつければ良かったに...(笑)というかんじです。
EUでは、人種差別発言/行為は法律で禁止されているので、そういうこともあって、なんだか微妙な問題になっています。テロの恐怖も非情に身近ですし、スリ、かっぱらいの犯人も移民の人の場合が9割ぐらいです。

スペイン代表のルイス・アラゴネス監督も、親善試合の練習中にアンリ選手について差別発言をした! と以前ものすごい勢いでイギリスのメディアに叩かれましたが、これは本人にむかっていったわけではなく、練習中に選手の耳元であの黒人よりお前のほうがすごいはずだ....とはっぱをかけたのを、イギリスのメディアの「音声さん」がその会話をひろったそうです。
つまり、普通だったら周りに聞こえないほどの小さい声。アラゴネス監督は、カメルーン出身のエトー選手の育ての親としても有名で、人種差別主義者ではありません。だから、運が悪かったと思いますが、それでもそういう風に突っ込まれることを言ったのは軽卒でした。それだけ、差別発言に皆敏感だということです。

と、話がずれました。IKEAは、今では世界中どこにもあって、まさにユニバーサルですね。
でも、家具はよく選ばないと「安物買いの銭失い」というかんじは否めません。
本当に広いから、たまにいくとちょっとした運動になっていいけれど。
一緒に行った義理の父は、初めてのIKEA体験で新鮮だったようです。
客用ソファベッドをお買い上げ。
家具のディスプレーはわかりやすくて面白いけれど、品質というよりも、どれも有名デザインのパクリっぽいものが多いのが悲しいかも。別の機会に、パロディーTシャツをたくさん売っている店に入ったら、IKEAのロゴそっくりなデザインで、NIDEA(つまりNo Idea/ちゃんとした考えがない)と書いてあるものが売られていました。
とはいえ、サボテンには罪はないので、ミニサボテンをセットを購入。よーく見ると小さい花が咲いてます。この白いサボテンを入れた陶器セットも、どこかアアルト風ですね。
今月、本物のアアルト作品を見るのが楽しみです。

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by nas-asa | 2006-07-12 18:07 | 生活

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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