Mes que un Club
2006年 09月 10日
FC Barcelona、UNICEFと提携
ソシオ(会員)のサポートで成り立っていることを誇りとし、長い歴史の中で
一度も企業スポンサーのロゴをユニフォームに入れてこなかったバルサ(FCバルセロナ)
とはいえ、やり手のミリオネアー、ラポルタ会長が何か新しいことをしようと画策し、
ユニフォームのポリシーも変えてしまうのではと噂されていました。
一時は北京オリンピックのロゴも検討されたようで、それもなんだか的外れでは?
という意見も多く、結局ユニセフに決定しホッとした人も多かったようです。
欧州チャンピオンズリーグの初戦からユニセフのロゴ入り、新ユニフォームが
使用されます。バルサの最近のコピー(うたい文句)が、mes que un club
(メス・カ・ウン・クルブ。ただのフットボールクラブ以上のもの。ちなみにカタルーニャ語)
普通のチームが企業からたくさんの宣伝費をもらうのと反対に、ユニセフの宣伝をし、
これから5年間ユニセフの活動資金に寄付するそうです。
国内リーグ2連覇、欧州リーグも優勝し、実績をあげたラポルタ氏。
強気すぎだし、対外イメージ戦略ばかりで昔からのソシオの気持ちを顧みないところがあるとか、単に服と髪型のセンスが悪い(古くさすぎ)等、色々やっかみもありますが、しばらくは動向が注目されます。会長の任期もあと4年延び、カンプノウ(新スタジアムの意味)といってもできたのは50年代で老朽化している、現スタジアムと周辺の大規模改修を公約したばかり。スタジアムの収容人数を2万人多く入れるようにするらしく、世界中の建築家が参加するコンペが近々招集されるようです。で、結局、カラトラバあたりになるのでしょうか。
いずれにしても、あんまりサッカーに興味がない方にもカンプノウ見学ツアーはおすすめです。
外国から来た家族連れの子供達が、すぐにここのショップでバルサのユニフォームにそっくり着替えて出て来たり、いろんな人たちの行動が面白いです。一度でもTVで見た事があれば、ピッチに立てるのは感動的。VIP席やプレス席にも座れます。
(プレス席では、必ず解説者や中継アナウンサーのマネをする子供多数。ここで、ゴーールと叫びたい気持ちはわかる。上の写真はプレス席あたりからの眺め)
併設のショップでは、ネーム入りユニフォームもすぐその場でつくってくれます。
今日ばバルサのユニフォームで後ろにNAKATAと入ったのを来ている日本人青年を町中で見かけました。単に中田さんなのか、あのナカタファンなのかは謎。
たまたま中田さんだといいんだけど!?
by nas-asa
| 2006-09-10 01:53
| カタルーニヤ