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Cafe Comercial


マドリードのお気に入りカフェ
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今年は12年ぶりという噂の暖かい秋で、気がついたらもう師走でした。
日本ではクリスマスケーキやおせち、お歳暮の手配の他、仕事もなんだか忙しいという方が多のでは?
こちらは、クリスマスのお菓子は伝統的なものがあるとはいえ、日本ほどケーキを食べる習慣がないので、日本の(あの大げさなくらいの)クリスマスケーキは冬の風物詩としてなつかしいです。たぶんお茶とケーキの習慣がないせいか、やたら甘いのばかりで繊細なケーキが少なく寂しい今日この頃。高級レストランにいけばデザートが充実してるのに。
と、ケーキは別として、長年住んでいるとスペイン国内にも時々行っては美味しいコーヒーを飲みたくなる、お気に入り空間がたくさんできました。写真は、マドリードのチャンベリという渋いエリアにある老舗カフェ「コメルシアル」。20世紀初頭から営業していると思います。20才ごろ徴兵制(数年前に廃止されました)でマドリードに10ヶ月ほど暮らしたことのあるNaspleのお気に入りで、私も何度かいっているうちにマドリードで時間があれば必ず行く場所の1つになってしまいました。



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ここは、京都のイノダコーヒーや京大の近くの進々堂などでコーヒーを飲んだり、軽食を食べるのが好きな人に特にお勧め(笑、なんとなくです)。気さくなのにちょっと知的で、今となってはもうつくるのが難しい空間です。もっとゴージャスでオシャレなカフェもマドリードにたくさんありますが、ここは来ている地元の人たちの雰囲気も、老若男女と世代は幅広いのに、みんな日常の一部というかんじで、勝手に観察した結果、実際に話したら面白そうな人たちが多いようにみえました。東京だと一昔前のお茶の水か神保町の裏のほうの喫茶店みたいな? 
クリスマスカードを手描きで描いてる若者から、80才ぐらいのおじいさんグループ、PCで執筆中の若い女性、それから大半のお客さんが手に持っている新聞はたいていEl Pais(一番知的でリベラルな全国紙)というのもうなづけます。
隣のおじいさんの前の席には、その後同年代の男性が数人やってきてみんなで最近の選挙の話題から、映画まで生き生きと語り合っていました。常連さんみたいで、ウエイターがHola Chicos!(英語だとHello Boys!みたいな)と言ってましたが、それも不自然じゃない雰囲気。うちの近所にあれば、気分転換に毎日通いたくなりそうです。

偽マドリード在住者?の私たちもここでシンプルなトーストの朝食を食べたり、もうすぐママになるマドリード在住のライター、湯川カナさんとゆっくり午後のお茶をして楽しかったです。(2006年のいい思い出になりました。)窓際でチェスをするおじいさん二人組の向こうに見えた、マドリード都心の真っ青な空も目に焼き付いてます。内陸で海がないし、その他いろんな理由でバルセロナのほうが暮らしやすいと思っていましたが、ここでゆっくりしているとマドリードにも暮らしてみたい気持ちになりました。
バルセロナはプラタナスの並木が多いけれど、マドリードは松がたくさん街路樹になっていて緑が濃くていいですね。

上の写真のガラスのコップに入っているのはカフェオレ(カフェコンレチェ)。カップにもいれてくれますが、何故かスペイン人はコップ入りが好きです。持つ時、ちょっと熱いので要注意。
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by nas-asa | 2006-12-03 21:00 | | Trackback | Comments(0)

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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