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Paris 2007 -5


パレ・ド・トーキョー

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シャイヨー宮の近所には、パリで一番新しい空気が感じられそうな
現代美術センター「パレ・ド・トーキョー」があります。
そこの前の駐車場のよう広場は、トーキョー広場という名前。
地名を表示するプレートのTokyoの文字の下に「日本の首都」
という補足があるのはなぜでしょうか?




Nasple曰く(かなりウケながら)
「意外と知らない人が多いからじゃないの〜?」
とのこと。私は形式的だと思うんですが、
確かに、欧州にはまだまだ香港が日本だと勘違いしている人とか
意外と多いのも事実....(苦笑)
もちろん詳しい人は、アジア全般に日本人以上に精通してますが。

パレ・ド・トーキョーは、別に日本や東京にちなんだ展示をしていたからとか、
東京が新しいから、というわけではなく、
もともとこの前にあった通りがトーキョー通りだったからついた名称なようです。


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外観は歴史を感じさせ、あのアガサ・クリスティーの「名探偵ポアロ」の
TVドラマシリーズでも、パリでの事件を解決したポアロと、
スコットランドヤードのジャップ警部がここの建物に入って行くシーンが登場します。

「パリで美味しい店、案内してくれるんだろう?」
というジャップ警部に、
「食事の前に、心の栄養をとらないとね!」
と答えつつ、強引に美術館に入って行くポアロ。

シュールレアリスムなど前衛的な美術が好きなポアロと、
そういうのは、からきしダメそうな警部がこのあと館内でどうなるか
視聴者に想像させて笑いを誘う....というオチでした。

彼らの間のカルチャーショックには、
食べ物対決とかいろんなバージョンがあります。



現在も、クラッシックな外観と打って変わって、中はとても新しい雰囲気。
集まって来る人たちも単にファッショナブルというより、もっと創造的で
面白い人たちが多そうです。

深夜まで開館なので、ロンドンだとICAのような、先端音楽やアートが好きな人たちの
ちょっとした溜まり場的な場所ですね。
パリ在住のジャービス・コッカーも出没しそうだし(笑。ICAの小さい食堂で
遭遇した経験あり)、
ここが世界で1番好きな場所、というクリエイターが多いのも納得がいくような。

リノベーションを担当したのは、今やフランスを代表する建築事務所といえる
ラカトン&バサル

チケット売り場は、スペインだとお祭りやイベントのときにチューロやお菓子を
売ってるようなトラックがそのまんま使用されています。

全体に仮設的でかっこいい。
「ラカトン&バサル」は、バルセロナでも人気がありますが、
生きていく楽しさや洗練されたユーモアが、うまく建築に取り込まれていて、
素晴らしいです。


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というわけで、もともと東京とは何のゆかりもなかった同美術館。
今では、ショップには奈良美智や草間弥生など日本のアーティストのグッズがあったり、
コンビニのような雰囲気だったり、だんだん名称と歩み寄ってるような気もします。

公式HPに、レストラン、ショップ、Barなどの写真あり。


Palais de Tokyo

ちょうど日曜日の昼下がりに行ったので、
週末の夜は相当賑わいそうなことが、ここからセーヌ川に向かう
中庭に落ちていたゴミ(お酒の瓶やコップ)の多さから察せられました。

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この写真の真ん中へんのベージュの壁の部分にグラフィッティ(落書き)が
描かれてのがわかるでしょうか? 
ずいぶん高い場所だから、子どもたちだろうけど、チャレンジですね〜!? 

バルセロナでは、最近見つかるとかなり高額の罰金がとられるんですが、
パリはどうなんでしょうか。

描かれたほうは迷惑ですが、このグラフィティはどうやって描いたのか
興味深いです.....ていうのは、余談でした。

パレ・ド・トーキョーも、ぜひまたゆっくり戻りたい
特別なスポットの1つになりました。
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by nas-asa | 2007-12-12 09:43 | | Trackback | Comments(0)

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


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