Bon Nadal 2007
2007年 12月 25日
満月のクリスマス
今年もクリスマスを迎えました。
日本は3連休だそうで、バルセロナの都心でも
ここ数日、日本人観光客の姿を頻繁に見かけます。
近所で買ってきた上のカードは、ベレンまたはペセブレと呼ばれる、
イエス・キリスト生誕場面の箱庭をつくる子どもたちの様子。
日本でも、今バルサ(FCバルセロナ)ファンが多く、
23日はマドリードとの伝統的な対戦、「クラシコ」があったので、
観光業界の友人によると.12/19ぐらいから、
日本から450人ほど観戦ツアーの団体客が来ていて、
皆さん成田からすでにバルサのシャツやマフラーを身につけているそうです。
気合いはいってますね〜。お金もかかってますね〜。
というわけで、普通のテレビでは見られない試合なので、
私たちも近所のBarをはしごして観戦しました。
実際にカンプノウ(スタジアム)にいくと、たぶん入場券は2万円以上。
結果は、1対0でマドリードの勝ち。
すごくいいチャンスもあったのに、
なんだかマドリードのほうが、集中力が高かったようです。
(ということにして、ライカールト監督をせめないでください。
こっちのサポーターや批評家たち、ものすごく厳しいけど)
当地では当然バルサファンが圧倒的なんですが、
最初に入ったBarでは、レアルがゴールして、
店内がしーんとしているのに、私たちの隣は、
ひとりで堂々と拍手して喜ぶ外国人の青年(にきび顔)と、
BARのはしご(ほとんど徘徊)が日課になっていて
近所で有名なおじさんが。
なんだかドロンとした空気に負け、ハーフタイムで移動しました。
次にいったちょっとモダンなBarは
打って変わって高校生ぐらいの若い女の子たちがたくさんで
17才のボヤンが登場すると、
「わ〜〜ボヤン♥」
とアイドルイベント会場のようなムードが充満。
それでも、観戦=ストレス発散という男性も少なからず存在し、
大声で「バカヤロウ」とか、「チクショー」という
意味のスペイン語、カタルーニャ語スラングを連発する人も。
アフリカ系のサポーターも激増しているバルサなので、
昨日もひとり、おとなしそうなアフリカ系の中年男性が
ミネラルウォーターを飲みつつ、おだやか〜に観戦していましたが、
バルサがものすごい惜しいチャンスを逃した瞬間、
突然激しく動きまわり、悔しさのあまりミネラルウォーターの
プラスチックのボトルを、片手で「むぎゅ〜っ!」と握りつぶしてしまいました。
すっごい握力(笑)
というわけで、パッとしない試合結果になったわりには、
色んな人たちを観察できて面白かったです。
「スタジアムまでいって2万円だして負けてたら、より一層つらかったよね」
と慰めあいつつ家路に向かいましたが、やっぱり欲求不満だったので
(仕事も残ってるのに)レンタルビデオショップで、ティム・バートンの
「ナイトメアー・ビフォー・クリスマス」
を借りて鑑賞。93年の作品ですが何度見ても面白い!
音楽もいいですね。
ティム・バートン、天才!
ヘレナ・ボナムカーターが、ケネス・ブラナーじゃなくて
この人と一緒にいる気持ち、少しだけわかるような(笑)
ま、才能の問題だけじゃなく相性の問題ですね、きっと。
というわけで、これから真夜中12時からのミサにいってきます。
(欧州では、たいていちょうど25日なる瞬間にお祝いします)
でも、ほろ酔いかげんでミサで寝てる人とか、
教会の雰囲気をえらびつつ、ちょっとづつ
はしご?する人などもいたり、日本の大晦日のようです。
観光客以外は、だいたい家族単位で過ごすところも日本のお正月感覚。
イブのミサはとても厳かで美しく、特別な雰囲気なので、
年に1度だけ参加するという現代人(含む私たち)が圧倒的です。
上の画像は、典型的な、クリスマスの家庭の様子。
マドリードでは、羊とか海老の料理が多いそうですが、
バルセロナやカタルーニャ地方では、カネロニや
ポトフのようなエスクデーリャという料理等が典型的。
今日のニュースによると、寿司等、和食のデリカテッセンも
飛ぶように売れてるようです。時代の波。
そういえば、こちらの友人が、TBSのクリスマス特番で
嵐の二宮君(あの「硫黄島の手紙」で大活躍)たちが
ロナウジーニョの自宅でゲームするというロケの仕事で忙しく、
疲労困憊してましたが、結局面白い映像になったんでしょうか?
ロニーの家、行きたい! 二宮君みたい!という人も
多いでしょうけれど、テレビの仕事はたいへんなので、
そんなことより、ストレスと緊張のほうが強いかも。
日本のクリスマス番組って、あいかわらずですね(笑)
でも、ロニーの家、室内と屋外にそれぞれプールがあるそうで、
やっぱり、見てみたいかな(笑)
でも、ロニーさまとご家族は、クラシコ戦のあと
直接空港に向かって飛行機にのり、
今日から暖かいブラジルでバカンスだそうです
(なんだかなあ)
ところで、東京の友人からのメールによると、
今年のクリスマスは満月で、今後クリスマスと満月が重なるのは
2026年だとか。
というわけで、珍しいフルムーンのクリスマス、
ぜひ楽しくお過ごしください。
by nas-asa
| 2007-12-25 05:20
| Greetings