Dessau
2008年 09月 26日
ベルリン動物園前から140キロ
上の写真は、ベルリン動物園の前にあるHertzの入り口。
ベルリンのシンボル「熊」があちこちで目印として使われてます。
隣のお土産ショップには 、キング牧師とオバマ氏の似顔絵が
一緒に描かれたTシャツも。
9月15日月曜日。
レンタカーでデッサウのバウハウスに向かいました。
Hertz(レンタカー会社)の人に、「何キロぐらいありますか?」
ときいたら、「そうね、80キロぐらいかな」とのこと。
実際は、デッサウの街まで120キロ、
バウハウスの校舎前まで140キロでした。
ベルリンの人たちは、意外とあいまいな人が多いのも新鮮でした。
(ドイツ人は、ものすごく細かいイメージがあったので)
無料のアウトバーンは、噂どうり、皆さんすごく飛ばしてました。
私たちも時速130キロで真ん中のレーンを走ってましたが、
横をびゅんびゅん200キロぐらいで追い越していく地元の車多数。
ゆっくり走ってもかえって危険なので、適当にリズムに合わせているうちに
デッサウまで1時間ぐらいでついいてしまいました。
でも、高速の道路脇には、
白黒で十字架入りのお葬式のカードを巨大にしたような看板があり、
ここで誰々が亡くなったという文字と、その人たちなのかな?
と一瞬思わせる白黒人物写真が目に飛び込んできます。
かなりギクっとなるこの看板。どうも「運転に気をつけろ!」という
公共広告なようでした。
こんなのまだドイツでしか見たことがありません。
ベルリン郊外の風景は予想してはいたけれど森が多く、
「真っ平ら」です。
ロンドン郊外も山が見えなくて
日本人には慣れる迄不思議な田園風景ですが、
それでも、おだやかな丘陵地帯が続くのに比べると、
ベルリン近郊は文字通りフラット。
どこまでも続く赤松の森と、緑の牧草地の眺めが印象的。
1時間ちょっとで、デッサウに入りました。
電車でも1時間半ぐらいでデッサウ駅につき、
そこから貸し自転車などがあるそうです。
(もちろん、バスやタクシーも)
デッサウの街は、ついこないだまで東独側だったり、
もともと重工業がさかんな街なので、
どことなく地味で、第一印象は、
「イギリスのノーリッジ(ケンブリッジから
100キロ)と福島県の喜多方を足して2で割ったかんじ?」
なんて冗談で話しました。
その心は、なんとなく由緒はありそうだけど、
少しさびれてるかな?というだけで、深い意味なし。
・・・と、つまらないことをいってるうちに、
バウハウス校舎前に到着!(大正14年の建物ですよ!)
創立者にちなんで、
「グロピウス通り」という標識が見えました。
世界遺産に指定されている、バウハウス建築群ですが、
今現在も、ものすごい勢いで、
修復なのかリフォームなのかわからない工事が進んでいました。
長年見たかったバウハウス校舎に辿りついて感無量。
でも、非常にお腹がすいていたので、
真っ先に校舎内の食堂に入りました。
し、渋い!
ガラスケースの中にバウハウスの食器や、
プロダクトデザインが展示されています。
食堂は半地下気味の面白いレベルにあり、
椅子にすわるとちょうど目の位置に地面がくるので、
船に乗ってるような不思議な景色が広がります。
食堂には、世界中からここまでやってきた
デザイン・ファンの姿もちらほら。
で、食べたものは、これ↓
キノコと牛肉のパスタ。あとパンプキンスープも。
新鮮で美味しかったけれど、なぜか牛肉がかなり固くて、
Naspleは肉の細切れだけを残してました。
(食べ物にわがままでスミマセン)
腹ごしらえして元気になったので、
がんばって展示やものすごい豪華メンバーの教授たちが住んでいた
住宅群(マイスターハウス)を見に行きました(この項続く)
by nas-asa
| 2008-09-26 20:09
| 旅