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Wimbledon

馬と共存する街。

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10/8の午後、
ウインブルドン在住のマチさんに、
いつもの散歩コースを案内してもらいました。

前の日までのザアザア降りがウソのような晴れ間。
サングラスが必要なほどまぶしい日差しでした。

上は、ウインブルドン・コモンを超えたところにある
カンニザロ・パークの紅葉。



もともと、貴族のお屋敷と領地だったところを
市民に解放している公園なので、
植えてある木々も、さりげないようで、
実は四季おりおり楽しめるように、
厳選されたものが集められてます。
まるで高級植物園のよう。

簡単にいうと、
目黒の庭園美術館と自然教育園の原型のような雰囲気で、
広さは5、6倍あるんじゃないでしょうか。


ちょうどいったときも、紅葉がはじまったばかりで
赤いもみじが久々に見られて嬉しかったです。
欧州で紅葉って珍しいと思うんですが。

ゴージャスな緑のなかで、まぶしい日差しを浴びながら、
イギリスらしいジンジャーエールを飲みました。

マチさん曰く、この公園は365日いつきても美しいとのこと。
春のピクニックも最高によさそうです。

カンニザロ公園を後にして、ウインブルドン・コモンから
ビレッジのほうへと向かうと・・・


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雲と空が、ほんとに絵のようにきれいでした。


V&Aミュージアムの上のほうに、空だけの絵画を集めた部屋が
あるよね、なんて話しました。


空も似ているようで毎日違うので、芸術家でも
青空にはまる人って意外と多いんですよね。

そういえば、昔、
自分の部屋に青空と雲の柄のカーテンをかけていたことや、
空模様がけっこう好きだったことを思い出しました。

建築写真家でも、建物と空の関係がうまく撮れる人って
いいなあと思います。



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上は、ウインブルドン・ビレッジにある馬専用の信号機。

自転車のはよくあるけれど、
馬でいく人のための信号機ってしぶいですよね?


ウインブルドンでは、普通に乗馬している人がたくさんいて、
なんだか中世とつながる雰囲気があっていいかんじ。

久々に馬のフンも踏んでしまいましたが、
それもまたいい思い出(笑)です。


洗練された田園都市の風情がある
ウインブルドン・ビレッジ、かなり好きです。
テニス大会のころは人が多いかもしれないけれど、
一度住んでみたい街です。

セントラルロンドンのどこよりも、絶対住みやすいかも。
(もちろん、ハムステッドと同じぐらい値段も高い)


マチさんは、もと某有名ミュージシャンの奥さんで、
息子さんたちも非常に才能があります。

英国生活40年近いのに、
やはりものすごくきめ細かい日本女性で、
料理が上手!
下の写真は、和食の朝食。
毎日、すごいご飯をつくっていただいて、
泊めてもらうだけで嬉しいのに恐縮してしまいました。




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上品な薄味のお味噌汁に、ミョウガ、オクラ、
鰹節をのせた冷や奴、
塩鮭、焼き海苔、納豆、コンブのつくだに・・・
炊きたてのご飯!

なんだか、どこにいるのかわからないでしょう??
日本の旅館より美味しかったですよ〜!

他にも英国風朝食、韓国焼き肉、ハヤシライス、うどん
なんかもごちそうになってしまいました(涙)



この日は、
モモちゃんの監督デビューという、
歴史的瞬間を目の当たりにした翌朝で、
朝から天気もよく(彼女の前途の明るさのよう)
私たちまで幸せな気分の1日でした。
by nas-asa | 2009-10-16 20:37 |

浅倉協子 & Jaume NASPLE:バルセロナと東京で編集、翻訳、取材、執筆中。好きなもの:建築・デザイン、映画、音楽、夜でも青いバルセロナの空、日本の喫茶店、居酒屋。今食べたいもの:バスクのピンチョス。


by nas-asa